セミナーに参加して

今回在宅ケア研究会に参加させていただきました。
朝田先生の講義も実習を交えての体験型学習で大変有意義であり、とても勉強になりました。

一言に口腔ケアと申しましてもさまざまな状況があり、 その方の今までの歴史や、現在置かれている生活環境、 これからのライフスタイルなど幅広い視点での取り組みが必要となってまいります。

例えば、人はこの世に生を受け、誕生し、成長し、食物を口に運び、言葉を発し、 感情を持つ健康な人間であれば、それはごく自然な営みです。 しかし、急なアクシデント、思いもよらない病気や事故で昨日まで普通に送れていた日常が一変してしまう場合があります。

でも、そんな時、日頃から自分が信頼できる先生、いわゆるかかりつけの先生がいるだけでどれだけ安心できるでしょう。

私の勤務する医院においても患者様の高齢化が進み、 また、年齢に関係なくさまざまな疾患や心の悩みをもっておられる方と、 本当に患者様お一人ごとにドラマがあります。
それに従い治療におけるリスクも当然高くなります。

そんな中、一人でも多くの患者様が安心して治療が受けられますよう、 先生たちは初診時および再来時のいわゆる医療面接に重点を置き、 医療側も安心して治療が行えるよう患者様にも信頼していただける医療を常に心がけております。

これから世の中が何につけても大変に厳しい状況となり、 それに比例して在宅や施設でのケアの現状は非常に困難かつ過酷なものとなってまいります。

診てもらう側の「診てもらって当然」、診る側の「診てあげている」では、 いつまでたってもより良い関係など生まれません。

診てもらう側も診る側も互いに歩み寄る努力をし信頼できる関係を築くことができてはじめて、 安心な医療を互いに実感できるのだと思います。

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